Monday 16 April 2018

もしあの時、海外に行かなかったら?

近頃すっかり春めいてきて、何処か遠くへ行きたい気分になります。
私の行きたいところはやっぱり、ヨーロッパ。
夏時間が始まって、日が長く(感じられるように)なって
気餅分の良い季節になっている事でしょう。

そんな中、ふと考えてしまいました。

もしあの時、海外に行かなかったら、今頃私は、どんな生活をしていたのかなあ。

昔働いていた会社では、人事部に所属し、社会保険事務を主に担当していました。
会社から、社会保険労務士の資格の取得を勧められていましたので、
おそらく、資格取得に向けて勉強中だったと思います。

人事の仕事は好きだったし、社会保険労務士という資格にも興味がありました。

今にして思えば、前の仕事を続けていても、
そんなに悪くなかったかもしれないと思います。
例の意地悪な先輩さえいなければ。

今の私ならば、あの意地悪な先輩にも負けない自信がありますが、
当時の私は、精神的にかなりまいってしまっていたので。

もちろん、私がイギリスに語学留学する事を決めたのは、
一生に一度は、海外で生活したみたかったのと、
中途半端だった英語をしっかり身につけたかったからです。

同僚が語学留学の為に会社を退職したのをみて、
心底うらやましいと感じた自分の気持ちと真正面に対峙して、
自分が本当にやりたいことを自問自答した結果です。

それでも、仕事内容にもまあまあ満足していて、資格取得の目標もある、
以前の仕事を辞める事については、かなりの葛藤がありました。

最終的な決断というか、背中を押してくれることになったのは、
例の意地悪な先輩の存在だったのです。

今の私なら、例に意地悪な先輩に負けない図太さがあります。
これは、色々なことが、ことごとく自分の思うとおりに行かない、
海外生活を数年間経験したことによって身につけられたものだと思います。

もし、あの時海外に出ていなかったら、この強さは身につけられなかったかもしれない。
多分、あのまま精神的にまいってしまっていたと思います。

せっかく安定した仕事についていても、精神的にまいってしまった状態に
なってしまっては元も子もありません。

なのでやっぱり、あの時にすっぱりやめて海外に出たのは
私にとって正しい選択だったと思います。

でも、今になってこんな事を考えてしまうというのは、
多分、以前の仕事に未練があるからだと思います。
人事の仕事に未練があるのか、安定した正社員の座に未練があるのか。

自分でも良く分かりません。

イギリスでたまたま見つかった事務アシスタントの仕事が、
経理アシスタントのような業務も兼ねていて、
その関係でイギリスの経理資格の勉強を始めて、
経理の世界に興味を持つようになりました。

そんなわけで、今は、経理の仕事に方向転換しようとしているのですが、
自分の経験では経理関係の仕事を見つけるのは難しく、
転職活動に苦戦していて、弱気になっているのもあるかもしれません。

でも一つ言えるのは、のど元過ぎれば熱さを忘れる、というか、
数年経った今になって振り返ってみるからこそ、
以前の仕事が良かったなあ、と思えるわけで。

当時の私には、意地悪な先輩に太刀打ちできるだけの強さがなかった。
それがすべての答えだと思います。

もしかしたら、もう少しガマンしたら
先輩が心を入れ替えて優しくなるとか(それは絶対なさそう)
異動とか寿退職とか出産退職とかして、
働きやすくなっていたかもしれません。

でも、あの時に決心して海外に出たのは、私の周りのすべての風が
そういう方向に向かって吹いていたからで、
それに逆らっていたも良いことはなかっただろう、というのが私の直観です。

なんか、とりとめのない事をつらつらと書いてしまいました。
でも、留学やワーホリと後に、こんなことを考えてしまうのは、
きっと私だけではないはずで。
そして、それは答えの出ない質問で。
なので、考えるだけ時間の無駄っていったらそうなのですが、
でも、時折ふと心に浮かんでしまうのです。

今日は、たまたまそんな日なのです。

Sunday 1 April 2018

33歳 - 後悔先に立たず

今さらながら、ワーキングホリデービザって、すごい特権だったんだなと思う。

海外で就労可能なビザなんて、他ではそう簡単に手に入らない。

そして私は今33歳。

逆立ちしたって、ワーホリビザは取れません。

今さらながら、20歳代の時に、もうちょっと会社を早くやめて
海外に出るべきだったと後悔中。

もし今の私が、まだワーホリビザを取れる年齢だったなら、
オーストラリアとかカナダとかにも行ってみたかった。

イジワルお局さん先輩の無視攻撃で心を痛めていた時間を、
もっと他の事に使えばよかった!

後悔先に立たず。

今さらこんな事言っても仕方ないけどね。

まあ、その分お金が貯められて、語学留学からワーホリというコースをとれ、
日本でも職務経験も買ってもらって、イギリスで事務職に就くことができたので、
新卒で入った会社で頑張って6年働いたのは、自分の糧になっていると信じます。

でも、気がついたら私ももう33歳。

35歳までには、もう一度イギリスで長期滞在したいなあ。

学生ビザはお金がいるから、頑張って働かなくっちゃ!


イギリス人男性って、なぜ結婚したがらないんでしょう。

前回の投稿、、 英国で働くことの難しさ(VISAの観点から)  の若干続きです。 英国で働くにはVISAという高い壁があり、英国で労働許可証を取るのは至難の業なわけですが、 それ以外に英国で働く事ができるVISAをとるルートがあります。 それはズバリ、英国人と結婚して、...