Saturday 27 October 2018

心の傷を昇華する④

さて、このシリーズの記事もこれで4個目です。長いなあ。

心の傷を昇華する①
心の傷を昇華する②

でも、ここでできる限りの膿を出し切って、
今後はスッキリと彼女を事は忘れて前を向いて生きて行きたいので、
どんなに長くなっても、気が済むまで書きます。

さて、ここまで書いてきて、大分心の中が整理されてきた気がします。

私の心の中で、彼女の事が、ここまで長い間引っかかっていたのには、
おそらく二つの理由があるのです。

その二つは、私のナイーブさ(本来の英語の意味での、
ネガティブな意味でのナイーブさ)や、心のどす黒さを象徴するもので、
私は、自分のそんな部分を認めたくないばかりに、
それらに自らフタをして、見てみぬふりをしてきたのです。

その一つ目は。。。

私は多分、本当は、彼女と仲良くしたかったのです。
女性二人だけの部署の先輩と後輩として、仲良くしたかったのです。

もちろん、たまたま同じ部署になったというだけで、
一緒にご飯食べにいったり、旅行に行ったりするような
近しい友人になる必要はありません。
気が合わない人もいるだろうし。

それはそれでかまわないのですが、せめて、仕事中は仲良く世間話をしたり、
忙しい時は一緒に協力して仕事ができるような関係を作りたかったのです。

私は、その部署に異動になる前の3年間、他の部署で働いていて、
そこには、時々一緒にご飯食べに行ったり、
仕事が忙しいときは協力して作業をするような
先輩の女性社員達がいたのです。

私だけが異動になって、その先輩達とは別れてしまいましたが、
そういう仲の良い先輩社員が元の部署にいたので、
異動先の先輩とも仲良く出来るだろうと、異動初日は、
期待に胸をふくらませて出社しました。


でも、彼女の私への態度は、初日から冷たいものでした。

私の事を、ジャマものというか、お荷物というか、
そういう風にみているという事が、ヒシヒシと感じられたのです。

彼女の態度は、なんとなく、私の事を格下としてみていて、
「お前なんか相手にしてやらない」という雰囲気でした。

私はそれに、すっかりくじけてしまいました。

小・中学校の頃、クラスの中でも大人しい生徒だった私は、
クラスの中で目立つ生徒達に憧れながらも、
気後れして話しかけられなかったのですが、
そんな昔のコンプレックスが再発してきたのです。

もしかしたら、そこでくじけてしまった私も悪かったのかもしれません。
そこで鈍感力を発揮して、彼女のかもし出す「嫌ってるオーラ」を激ムシして、
づかづかと彼女の領域に踏み込んでいけばよかったのかも知れない。

今なら、そんな風に考える事もできます。
でも、当時はできなかった。

「さんざんイヤがらせしてきた人なんだけど、実は、仲良くしたかった。」
なんて、正直、自尊心ズタズタです。
なので、今まで自分でも認めたくなかった部分なのです。

でも、今ここで、それを認める事によって、
今後前に進むことができるような気がします。

仲良くしたいと思っていた相手に冷たくされて、へこんでいじけて、
気後れして自分から歩み寄る努力もできず。
数年たった今でも恨んでいるなんて、不毛極まりない。

ここはあえて、自分の自尊心傷つけてでも、
認めたくない事を認め、心の中のわだかまりを昇華しよう思うのです。

(続く)

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