Monday 6 April 2015

英国で働く。電話恐怖症(2) かける時


前回のブログ、電話恐怖症(1) 受ける時 では、
電話は苦手だけれど、問い合わせ等で自分からかける場合は、
事前に話す内容を準備できるから、まだましです。

と書きましたが、 これは、「まだまし」というだけで
苦労していないわけでも、ぜんぜんへっちゃらなわけでもありません。

特に、電話会社など大きな会社のコールセンターに
問い合わせの電話をかけるのは、つらい。

まずは録音されたメッセージが流れ、
そのメッセージに従って、自分の用件に一番近い項目を選び、
プッシュボタンを押し、そしたらさらに別のメッセージ、
さらに色々な選択肢を並べられて、プッシュボタンを押す。
こういった事を数回くりかえして、やっとオペレーターにつながります。

ある日私は、電話料金の請求書について問い合わせが必要になったので、
電話会社に電話したのですが、上記の通り、遠い道のりを経て、
なんとか請求書関係のオペレーターが出てきました。

やっとつながったオペレーターに、金額がおかしいのではないかと聞いてみたところ、
それは契約タイプの問題なので、別の担当者に代わるという。 

それで、いったん電話が保留になって次の担当者が出てくるのを待つのですが、
こういう時、電話のトランスファー操作に失敗するのでしょう、
かなりの確率で電話が切れてしまいます。

そんな場合、そんなに大きくない会社なら、代表番号の電話対応してるのは
せいぜい二人か三人程度で、再度電話して事情を説明したら、目的の人に
たどり着けるのですが、今回は最初からやり直し。

また録音メッセージの指示に従って何度もプッシュボタンを押し、
やっとオペレーターにつながったら、先刻とは別のオペレーター。
同じオペレーターにつながる可能性は、ほぼありません。

と、言うわけで、また一から説明しなければならないのですが、
今回は、契約の話、という事が分かっていたので、この段階で
社長が電話を代わってくれました。

社長は日本人なのですが、在英暦が長く、英国が起業しただけあって、
英語でも交渉もお手のもののツワモノです。

社長の電話を横で聞いていると、とても勉強になります。

社長が強気に攻めたので、問題はほぼ解決。

最後にさすがだなあ、と思ったのが
ああいう大きな会社のコールセンター、オペレーターがシステム上で
各顧客の問い合わせの履歴が見られるようになっていて、
今回の問い合わせ内容もシステムに記録されており、
そのReference No があるはずなのです。

本件については、2,3週間の間に訂正した請求書が届かない場合、
再度問い合わせをしなければならなくなのですが、
次回問い合わせ時の説明時間節約の為に、
しっかりと今回の問い合わせのReference No を聞いてくださいました。

すごい!

とても勉強になります。

この仕事、これから英国で事務仕事をやっていく上で、
社長から学べることが沢山あります。

社長が尊敬できる人っていうのが、この仕事の良いところの一つです。



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