Tuesday 26 March 2019

外国人労働者の増加に、企業の人事はどう対応する?

イギリスに行く前、正社員で働いていた会社では、
人事部で働いていました。

イギリスワーホリで就職活動していた時、
人材派遣会社にも登録したのですが、その時に言われた言葉。

「人事に一番求められる能力は、コミュニケーション力。
そしてその背景に、その国の文化や商習慣、法律を理解している必要がある。
つまり、日本人駐在員のサポートというポジション以外の、
現地での人事というポジションは、外国人には難しい。

そして日本人駐在員のサポートというポジションは、
数が限られているので、椅子とりゲームみたいなものだから、
すごくタイミングよくあるかもしれないし、
ずっと待っていても無いかもしれない。

待つ?それとも、他の分野の仕事を探す?」

そう言われて、少しでも早く働き始めて経験を積みたかった私は、
一般事務+経理補助というポジションの仕事を得ました。

この選択は、正しかったと思います。

そのおかげで経理の勉強を始め、今はACCAという目標もできました。


でも今、外国人労働者受け入れに関する新しい法律が成立し、
今後、日本で働く外国人が増加する見込みという状況のなかで
日本で、外国人を多く雇用する会社の人事の仕事を探すっていうのも、
一つの方向性かな、と思うようになってきました。

ちょっと経理に浮気したけど、やっぱり人事畑に戻ろうかな。

でも、外国人労働者の人達が、英語を話すとは限らないので、
結局、メインのコミュニケーションは日本語になるから、
英語はあまり必要ないかもしれませんね。

ただ、海外生活経験がある事によって、外国人労働者が、
彼らにとっては外国である日本で生活する辛さ、不自由さ、
社会制度が異なる事による戸惑いなんかを、
より理解できると思うのです。

そういう面で、外国から来た人達をサポートするような仕事ができたらなあ、
と、漠然と考えたりしています。

いま、ワーホリや海外生活経験がある人達が増えています。

1年程度のワーホリでは、英語も思ったほど上達せず、
帰国後の就職活動ではワーホリの経験を評価してもらえず、
仕事がない、もしくは英語を使わない仕事に就いたという
元ワーホリメーカーも多いようです。

でも、たとえ英語が上達しなくても、
言葉も文化も異なる外国で苦労したという経験があります。

その経験は、日本で英語を勉強していただけでは得られなかったものです。

日本の会社が、今後の外国人労働者の増加に対応する為に、
そんな、異文化でのサバイバル経験をもつ元ワーホリメーカーを
上手く活用してくれるようになったら、嬉しいなあ。

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