Saturday 26 January 2019

今年5月の10連休 - 派遣はつらい。そして航空券は高い。

さて、今年の5月の大型連休は、皇室のなんやかんやで
超大型の10連休となる予定です。

とは言っても、たかが10連休。

イギリスでは、同僚達はみんな普通に有給休暇を使って
2週間程度、長ければ3週間(!)のお休みをとっていたので、
10日間くらい大した事ないじゃない、って思っていたのです。

でも、世間では10日の連休は、大した事であるみたいで、
色々と大騒ぎしています。

日本では、一旦正社員で就職してしまうと、
10連休で大騒ぎしないといけないなんて、
やっぱり日本で働くのはいやだなあ。

と、暗い気持ちになっていたのですが、
どうやら私の勘違いだった様子です。

イギリスでは、社員が有給休暇を使って2週間休んでも、
会社全体が休むわけではないのです。

みんな交代で協力しあって休んでますからね。

でも、日本の今年の10連休は、ちょっと事情が異なります。

個人が10日間休暇をとるのではなく、
社会全体が、10日間休日モードになるのですね。


もちろん、病院や警察や消防署など、
休日でも休む訳にいかない組織もありますが、
少なくとも、銀行はお休みになります。

銀行が休まなければ他の企業が休まないので。

でも、連休中も結局サービス業は営業するだろうし、
そうなると、銀行の機能が10日間停止することによって、
ATMの紙幣切れや、商店のつり銭準備金の不足が懸念されています。

確かにこれは、大した事かも。

だって、先進国で、銀行の機能を10日も止めるって、
あまり聞いたことありません。
(アメリカでは政府が閉鎖してるけど、それは異常事態なので。)

有給休暇がとりにくい風潮の日本で、みんなが休めるようにと、
政府が連休を増やしているのだと思いますが、
確かにみんなで一斉に休むと、罪悪感はないかもしれませんが、
世の中には、その恩恵にあやかれない人達もいるわけで。

それもまた不公平というか、格差を助長していると思うのです。

恩恵を受けられない人達っていうのは、
サービス業に携わる人とか、私のような派遣社員とか。

派遣以外でも、日給や時給で働いている人は、
働く時間が減ることによって、その月の収入ががっくりと減ります。

もともと、5月はゴールデンウィークがあるから、
非正規社員にとっては辛い月なのに。

今年はさらにその上を行く大型連休。
稼働日が6日減るって、お給料いくらになるんだろう。

それに、異例の大型連休だけあって、海外旅行は急騰してます。
ためしに、10連休ドンピシャの日程でロンドン行きのフライトを
検索してみたら、高くてめまいがしました。

10日間時期をずらして、連休後出発で検索してみたら、
半額以下になってので、びっくり!

そんな大金払ってまで、わざわざ旅行に行こうとは思わないし、
どこにも行けないんだから、どうせだったら、働きたい。

連休中だけ、どこかで超短期バイトしようかなあ。


今さらながら思うけど、日本政府の方向性は絶対に間違ってる。

こうやって無理やり連休を増やすくらいならば、
有給休暇がとりにくいという風潮を何とかするほうが
絶対みんなハッピーになると思うのです。

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